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夜勤なしで働く看護師の年収は?おすすめの職場やキャリアアップのコツを解説

記事掲載日:2025/02/28

夜勤なしで働く看護師の年収は?おすすめの職場やキャリアアップのコツを解説

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夜勤なしで働く看護師の年収は?

夜勤なしの看護師の平均年収 夜勤ありの看護師の平均年収(※)
約441〜469万円 約508万円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」(1万円未満の位は切り捨て)にて算出

厚生労働省の調査によると、施設形態やエリアにより変動はありますが、夜勤なしで働く看護師の平均年収はおおむね400万円~450万円前後です。職場や地域によって給料の相場は異なりますが、夜勤なしで働く看護師の年収は、夜勤手当分が引かれると考えるとよいでしょう。

参考までに、看護師の夜勤手当の相場を以下にご紹介します。
たとえば、2交替制夜勤を行ったとすると、1か月あたりの平均夜勤手当は約55,703円です。年間にすると約67万円となります。

【参考】看護師の夜勤手当の相場

勤務体制 夜勤手当平均金額(1回) 1カ月あたりの
平均夜勤回数
1カ月あたりの
平均夜勤手当の合計 (※)
3交替制 深夜勤 5,199円 7.5回 約38,992円
3交替制 準夜勤 4,234円 約31,755円
2交替制 夜勤 11,368円 4.9回 約55,703円

参考:日本看護協会「2023 年 病院看護実態調査報告書

※「夜勤手当平均金額(1回)×1カ月あたりの平均夜勤回数」にて、小数点以下を切り捨てて算出

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看護師の夜勤手当相場は?割増賃金との違いや自分に合う職場を見つけるコツ

看護師が夜勤なしで年収500万円を目指すのは難しい?

夜勤なしの勤務では、年収500万円を目指すのは難しいかもしれません。もちろん、年収の相場は看護師としての経験年数や、勤務する職場などさまざまな条件に左右されます。しかし、日勤のみだと夜勤手当がつかないため、その分の差が出てしまいやすいです。

日勤のみの勤務では、一般的に450万円程度の年収で推移する傾向があります。そのため、一般的には年収500万円を目指すのは難しいといえます。

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【最新】看護師の平均年収を公開!給料アップを目指す方法や職場選びのコツも

看護師の給料(平均年収・月収)はいくら?収入を上げる方法など

看護師が夜勤なしで働くデメリット

  • 夜勤手当の分収入が下がる可能性がある
  • 職場によってはスキルアップのチャンスが少ない
  • 日勤のみの求人が比較的少ない
  • 看護師が夜勤なしで働く場合、デメリットとしてはまず収入面です。夜勤手当がないことが直接年収に影響する可能性があります。

    また、日勤のみの求人がある職場は高度な医療技術に触れる機会が少ない傾向にあり、勤め先によってはスキルアップの機会が減ってしまう可能性があるでしょう。そもそも「日勤のみ」の求人自体が少なめなので、職場の選択肢が狭まってしまう可能性もあります。

    看護師が夜勤なしの働き方を選ぶ3つのメリット

    看護師が夜勤なしの働き方を選ぶ3つのメリット

    看護師として夜勤なしで働くデメリットはあるものの、日勤のみの働き方にはメリットも多くあります。自分が希望する働き方か確認しましょう。

    生活リズムを乱さずに働ける

    メリットの1つとして、夜勤なしの勤務では規則正しい生活リズムを維持しながら働けることがあげられます。夜勤があるとどうしても昼夜逆転の生活を強いられるため、体内時計が狂いやすいです。そうすると、睡眠不足や慢性的な疲れなどにより体調不良を引き起こしやすくなり、仕事にも影響が出てしまいます。

    日勤のみの働き方なら、体調管理がしやすくなり、常に同じパフォーマンスを発揮しながら働けるでしょう。

    仕事とプライベートの両立がしやすくなる

    夜勤なしの働き方を選ぶと夕方には自宅に帰れるため、自分がやりたいことに時間を充てられ、仕事とプライベートの時間をより効率的に使えます。また、日勤のみの職場では土日が休みのことも多く、家族や友人などと予定を合わせやすくなり、充実した時間を過ごせるでしょう。日勤のみの仕事は、仕事もプライベートの生活も大切にしたい、という方におすすめといえます。

    身体的な負担を減らせる

    夜勤は一回あたりの勤務時間が長いことや、日勤帯よりも受け持ち患者数が増えることで肉体的な負担が大きいです。一方、日勤のみの勤務は朝から連日出勤で大変に思えますが、夜勤に比べると人員的にも余裕がある環境での勤務となります。結果的に体力的な負荷を大きく減らせるため、長期的な視点で見ると体調管理がしやすいでしょう。とくに、結婚や妊娠などのライフステージの変化も考慮して働きたい看護師の方にとっては、大きなメリットといえます

    夜勤なしで働ける看護師の職場8選

    看護師が夜勤なしで働ける代表的な職場を8つ紹介します。看護師はさまざまな職場で働けるため、ぜひチェックしてみてください。

    病院の外来

    【こんな人におすすめ!】
  • 育児中などプライベートを優先させたい人
  • 肉体的な負担を少なくしたい人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 病院の外来では、職場によって救急外来などの夜勤があることもありますが、基本的に日勤のみが多いです。勤務先にもよりますが、休日は病院の休診日となり、診療時間内の勤務であるため残業時間は少ない傾向にあります

    主な仕事内容は診療の補助や問診、検査のサポート、患者さまへの説明・指導などです。外来勤務の看護師は短い時間での患者さまへの説明や問診など、患者さまとのコミュニケーションが多いため、接遇スキルも磨けるメリットがあります

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    外来看護師の役割とは?病院によって働き方は違う?仕事内容や魅力を紹介

    クリニック・診療所

    クリニック・診療所
    【こんな人におすすめ!】
  • 肉体的・精神的な負担を減らして働きたい人
  • 自宅から通いやすい場所で働きたい人
  • クリニックや診療所は診療時間が規則的で、休診日に合わせて休日が取れるので、一定の生活リズムで働きやすいメリットがあります。受診される患者さまは比較的軽症の方が多く、肉体的・精神的な負担が軽めです。

    また、患者さまと1回の受診で関われる時間は短めですが、継続して通院される方も多いため信頼関係を築きやすい環境ともいえます

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    訪問看護

    【こんな人におすすめ!】
  • プライベートを重視して柔軟な働き方をしたい人
  • 患者さまとじっくり向き合い、一人ひとりに寄り添った看護をしたい人
  • 訪問看護の仕事は、ほとんどの場合で夜勤がなく、土日が休みです。職場によってはオンコール対応がない場合もあり、訪問予定に合わせて勤務するため、仕事と家庭のバランスを比較的取りやすいといえます。

    また、患者さまの希望や生活環境に合わせ、より個別的なケアを提供できるのも魅力です。看護師1人で訪問することが多く自立性が求められる一方で、患者さまやご家族と深い関わりを持てるため、やりがいの大きい仕事といえるでしょう

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    健診センター

    健診センター
    【こんな人におすすめ!】
  • 採血が得意な人
  • 肉体的・精神的な負担を減らして働きたい人
  • ルーティンワークに取り組める人
  • 健診センターの仕事は夜勤がなく、終業時間は早めです。とくに忙しい業務は午前に集中するため、残業もほとんどありません

    仕事内容は採血業務が中心で、素早く正確な技術が求められます。比較的ルーティンワークが多いですが、健診で訪れる多くの人と接する機会があるため、コミュニケーション能力を高められます。

    また、健診業務に従事することで予防医療と健康管理の知識が深まることもメリットでしょう。

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    デイサービス

    【こんな人におすすめ!】
  • 医療行為が少なめの仕事をしたい人
  • 高齢者とのコミュニケーションが好きな人
  • 介護分野でのキャリアアップを考えている人
  • デイサービスの看護師は、利用者さまの健康管理や日常のサポートをメインに行います。医療行為は服薬管理やインスリン注射などで、難しいものはありません。

    また、介護職のサポートも多く、レクリエーションに入ることもあります。利用者さまとの交流を通じて、日々の生活の質を向上させるサポートができ、やりがいを感じられるでしょう。

    高齢者ケアに特化した知識を深められるため、介護分野でのキャリアアップを考えている方におすすめの職場です。

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    美容クリニック

    美容クリニック
    【こんな人におすすめ!】
  • 美容医療への関心が高い人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 美容クリニックでの看護師の役割は、お客さまの美と健康をサポートすることです。主な仕事内容はカウンセリングや注射、レーザー照射、オペの介助などです。

    一般の病院や診療所などのように疾患をみるのではなく、きれいになりたいお客様が訪れるため、より高いレベルの接遇スキルやコミュニケーション能力が求められます

    また、職場によってはインセンティブ制や営業ノルマがある場合もあり、収入を上げたい方にもおすすめといえます

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    保育園

    【こんな人におすすめ!】
  • 子どもが好きな人
  • 子育ての経験を活かしたい人
  • 医療行為をしたくない人
  • 保育園での看護師の役割は、子どもたちの健康管理や急病時の対応、職員や保護者に対する指導・教育などです。その他には、保育士と同じように保育業務を行うことが多く、医療行為はほとんどありません。休日は行事の時を除き、ほとんどカレンダー通りに取れます。

    子どもたちの成長を見守りながら働けるので、子どもが好きな人にとっては楽しい職場といえるでしょう。子どもたちの笑顔に囲まれた職場で、日々の業務にやりがいを感じられます。

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    日勤のみの病棟

    日勤のみの病棟
    【こんな人におすすめ!】
  • 職場環境を変えずに働き続けたい人
  • 患者さまのそばで回復過程を見守りたい人
  • 看護師の経験が少ない人
  • 病棟によっては、日勤のみの働き方ができる場合もあります。現在病棟に勤務中で、「転職は職場環境の変化に不安がある」と感じる人は、上司に相談してみるとよいでしょう。

    病棟勤務では、患者さまの回復を間近で見ながら働ける点にやりがいを感じられます。経験豊富な先輩や同僚と一緒に勤務することで、チーム医療を経験できるのもメリットです。看護師の経験が少なく、フォロー体制がある中で経験を積みたい人にもおすすめの職場といえます。

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    夜勤なしの働き方でも看護師としてキャリアアップできる?

    夜勤なしの働き方でも看護師としてキャリアアップできる?

    看護師として日勤の経験だけでキャリアアップできるかも気になるところ。看護師のキャリアアップの方法はいくつかあるので、自分にあった方法があるか確認してみましょう。

    専門資格の取得で差をつける

    資格を取得し看護師としての専門性を高めることで、特定の分野での専門家として活躍できます。たとえば、糖尿病療養指導士やがん看護専門看護師などの資格は、患者さまへのケアの質を向上させるだけでなく、キャリアの幅を広げるための重要なステップになり得ます

    また、資格取得を通じて得られる知識や技術は、日々の業務に直接活かせるものです。専門性の高い看護師は、職場内でも頼られる存在になるでしょう。

    さらに、職場や資格によっては、手当の支給対象となる場合もあります。キャリアップに加えて、年収アップにもつながるでしょう。

    【おすすめの専門資格】

  • 専門看護師
  • 認定看護師
  • 診療看護師 など
  • 管理職や役職へのステップアップを目指す

    夜勤なしでの勤務を希望する看護師がキャリアアップを考える際、管理職や役職を目指すのも有効な手段です。看護師長以上の役職になると、ほとんどが日勤のみの勤務になります。他にも、日勤のみの職場で管理職を目指すのもよいでしょう。

    キャリアアップする方法としては、管理職に必要なスキルを身につけるため、マネジメントに関する研修やセミナーに参加するのがおすすめです。リーダーシップやマネジメントスキルを磨くことで職場内での役割が拡大し、責任あるポジションを任される可能性が高まります。

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    日勤のみの働き方も視野に入れて、自分に合った職場を探しましょう

    日勤のみの仕事は夜勤ありの仕事に比べて肉体的・精神的負担が少なく、プライベートと両立しやすいメリットがあります。一方、収入的には夜勤手当がない分、低くなってしまいやすい点が気になるところです。ただし、職場によっても環境が異なるため、さまざまなメリット・デメリットを踏まえたうえで、自分に合った働き方を選びましょう。

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