【必読】クリニックで働きたい看護師の志望動機例文9選!書き方や転職成功のコツを紹介
記事掲載日:2024/12/18
クリニックは一般的な病院とは異なる特徴を持つ医療機関のため、転職活動をするうえでもその特徴を押さえておく必要があります。ここでは、クリニックに転職したい看護師に向けた志望動機の書き方を解説します。あわせて例文も紹介するので、クリニックへの転職を希望する看護師の方はぜひ参考にしてください。
- クリニック志望の看護師必見!志望動機を書く3つのポイント
- 看護師の志望動機の書き方【基本事項4つ】
- 【状況別】クリニックへ転職を叶える看護師の志望動機例文9選
- 【注意】クリニックに転職したい看護師の志望動機NG例
- クリニックへの転職を成功させるには?
- クリニックに転職したい看護師必読!面接対策のポイント
- 志望動機で他の応募者に差をつけましょう!
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クリニック志望の看護師必見!志望動機を書く3つのポイント
実際に志望動機を書く前に、まず上記の3つのポイントについて考えてみましょう。事前にしっかり考えを整理しておけば、志望動機が書きやすくなります。
「なぜクリニックで働きたいか」を明確にする
クリニックへの転職を目指すための志望動機を書くにはまず、なぜ病院や他の医療機関ではなく「クリニック」で働きたいのか、自分の気持ちを整理することが大切です。クリニックならではの環境や働き方、ワークライフバランスなど、何かしらの理由にひかれて志望していることでしょう。自分がクリニックを選んだ理由を振り返り、洗い出しておきましょう。
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「そのクリニック」を選んだ理由を考える
続いて、数あるクリニックの中でも「そのクリニック」を選んだ理由を伝えましょう。クリニックごとに、診療方針や雰囲気が異なります。志望先のどんな点に共感し、魅力を感じたのか、なぜそこで働きたいのかを考えましょう。具体的な内容を伝えることで、より強いアピールにつながります。
また、志望先のクリニックならではの特徴や強みと、自分が持つ経験やスキルを関連づけた志望動機を考えるのもよいでしょう。
クリニックで求められる看護師像を深掘りする
志望するクリニックではどんな看護師像が必要とされるか、深掘りして考えることが志望動機を書くポイントです。いくら働きたいと思っても、その職場で求められる看護師像とずれていては採用につながりません。
クリニックでは、「患者さまとのコミュニケーション能力」や「柔軟な対応力」がとくに必要とされる場合が多いです。さらに、クリニックには小規模な職場環境という特徴があるため、既存の職員と人間関係を築き、チームワークをうまく運ぶ能力も重視される傾向にあります。
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看護師の志望動機の書き方【基本事項4つ】
志望動機を書くには上記の基本事項を押さえておきましょう。これらの要素を盛り込むことで、採用担当者から見てより魅力的に映る志望動機に変わります。
志望動機の基本要素とマナーを押さえる
志望動機に盛り込む基本要素 | 志望動機の書き方のマナー |
---|---|
・自分に関すること (経験・スキル・強み・看護観など) ・転職先に感じた魅力・その理由 ・転職先で自分の能力をどう活かせるか |
・結論から簡潔に伝える ・250〜300文字程度で書く ・誤字・脱字がないようにする ・なるべく空白を作らない ・読みやすい大きさの字で書く |
まずは、志望動機の基本的な構成を理解しましょう。志望動機には基本要素として、自分に関すること、転職先について魅力的に感じたこと、転職先で活かせる自分の能力、この3つを盛り込みます。
書き方は結論からわかりやすく伝えるよう意識し、誤字・脱字をなくすのはもちろん、余計な空白を作らない、読みやすい大きさの字で書くなど、マナー面での心がけも大切なポイントです。
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自己分析とクリニックの情報収集を徹底する
志望動機を書く前には、自己分析とクリニックの情報収集を徹底しましょう。自己分析では、これまでの自分の経験やスキルを整理して、価値観を振り返り、自分がどのようにクリニックに貢献できるかを考えます。
クリニックについては、ホームページやパンフレットなど可能な限り転職先の情報を調べ、理念や特徴、求める人材像を把握しましょう。そのうえで、自分の情報と結びつけて志望動機を書くのがおすすめです。
自分はどのように貢献できるかを伝える
志望動機では、自分がそのクリニックでどう活躍できるか、どんな部分で貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
「専門分野の経験がある」「患者さまの気持ちに寄り添うのが得意」など、自分が持っているスキルや経験がクリニックのニーズにどうマッチするのかを説明しましょう。採用担当者に即戦力として役立てることをアピールできます。
具体的なエピソードを盛り込む
志望動機には具体的なエピソードを交えると、よりリアリティと信憑性を持たせられます。
たとえば、過去の職場で経験したことや、患者さまとのやり取りを通じて学んだことを具体的に述べるとよいでしょう。実際のエピソードを交えることで、自分の実績や人柄などがより詳しく伝わり、採用につながりやすくなるケースもあります。
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【状況別】クリニックへ転職を叶える看護師の志望動機例文9選
・【クリニック勤務経験なし】看護師の志望動機例文
・【理念・方針に魅力を感じた】看護師の志望動機例文
・【地域に貢献したい】看護師の志望動機例文
・【仕事と生活を両立したい】看護師の志望動機例文
・【特定の診療科に興味がある】看護師の志望動機例文
・【出産や育児でブランクがある】看護師の志望動機例文
・【人間関係に悩んで離職した】看護師の志望動機例文
・【前職の評価制度に不満があった】看護師の志望動機例文
以下に、状況別の志望動機例文を9つ紹介します。ご自身の状況により近いものを参考にしてください。
【クリニック勤務経験あり】看護師の志望動機例文
私は整形外科クリニックにおいて5年間の勤務経験がございます。整形外科クリニックの業務内容は一通り経験しており、専門分野の処置や検査も対応可能です。
この経験を活かして、即戦力として他のスタッフの方々と協力しながら貴院の診療に貢献したいと考えております。貴院で積極的に新しい知識を学び、ゆくゆくはスポーツ整形看護のスペシャリストを目指したいです。
クリニック勤務の経験がある人の強みである、スキルと即戦力をアピールしましょう。志望先の特色のどこにひかれたのか、また自身の将来のビジョンをしっかり示すのが好印象を残すカギです。
【クリニック勤務経験なし】看護師の志望動機例文
貴院では患者さまの痛みのコントロールにとくに力を入れたご診療をされていると伺っております。痛みを感じやすい方は少しの負担も辛く感じるものです。
これからは貴院のスタッフの一員として、地域で暮らす方々のQOLを高めるための診療活動に貢献していきたいと考えています。
クリニックでの勤務経験はなくても、これまでの経験の中からクリニック勤務に活かせそうな強みをアピールするとよいでしょう。また、未経験の業務も積極的に覚えていくという姿勢を見せるのも効果的です。
【理念・方針に魅力を感じた】看護師の志望動機例文
貴院の基本理念である「患者さま中心の医療」という部分に強く共感し、このたび志望させていただきました。
私は患者さまの想いに耳を傾け、できるだけ本人の希望に沿った治療を叶える努力をすることを信念としています。在宅の訪問診療も手掛けておられる貴院で働くことで、在宅の患者さまにもできるだけ希望を叶えるケアを広げていきたいと考えています。
志望先のクリニックの特徴をしっかりと捉え、自分のスキルや経験を役立てられるイメージを伝えましょう。事前の情報収集が肝心です。パンフレットやホームページ、患者さまからの口コミを参考にしてください。
【地域に貢献したい】看護師の志望動機例文
前職では患者さまと信頼関係を築くため、積極的に声を掛けるようにしていました。続けるうちに、患者さまの方から自然と声を掛けてくださるようになり、日々の体調の変化を感じ取れるようになった経験をしています。
貴院では地域医療に力を入れておられ「地域のかかりつけ医として信頼されること」を基本方針に掲げておられます。この地域の医療への貢献や、信頼を大切にする私の看護方針と合致していますので、ぜひ貴院で地域の患者さまの健康を支えていけたら嬉しいです。
地域医療に力を入れているクリニックと自身の看護方針が合致していることをアピールすると効果的です。地域医療の現場で役立つ看護スキルとそれを裏付けるようなエピソードを示すとよいでしょう。
【仕事と生活を両立したい】看護師の志望動機例文
貴院では完全予約制を導入し効率的に診療をされている点や、お子さまがおられる職員が多いと伺い、働き続けるのに適した環境だと思い志望いたしました。
これまで磨いてきた専門分野のスキルを活かして貴院に貢献し、さらに空き時間を活かして資格の取得にも取り組むつもりです。
プライベートの時間をしっかり持ちたいという希望を伝えつつ、「怠けているのでは」と捉えられないよう、意欲のアピールも忘れないようにしましょう。資格の取得を検討している方は、向上心の訴求として資格について触れるのもおすすめです。
【特定の診療科に興味がある】看護師の志望動機例文
貴院では「患者さまの心に寄り添うこと」を第一とされており、これまで私が磨いてきた傾聴のスキルを活かして貢献できると考えております。未経験の分野ですが積極的に学んで知識を増やしたいと思います。
どんな経緯で特定の診療科に対する興味が出てきたのか、しっかりと説明しましょう。今持っているスキルの中で志望先でも応用できるものをアピールするとよいでしょう。
【出産や育児でブランクがある】看護師の志望動機例文
貴院には急性期で来院される患者さまもいらっしゃるとお伺いしております。これまで培ってきた急変時への対応スキルを活かし診療活動に貢献できると考え、志望しました。スタッフの方からご指導をいただきながら、未経験の仕事も積極的に覚えてまいります。
まず、ブランクがある理由をきちんと説明しましょう。将来的に長く勤務する予定であることを伝えるのも効果的です。ブランクのあるケースでは、働く意欲があるのを積極的に伝えるのがよいでしょう。
【人間関係に悩んで離職した】看護師の志望動機例文
前職では老人介護施設でデイサービスを担当しておりました。「あなたが担当の日は明るくなっていいわね」と声を掛けていただくなど、高齢者とのコミュニケーションは自信があります。高齢の患者さまも大切にする貴院のチームの一員として、他のスタッフと協働しよりよいサービスの提供に努めていきたいと考えております。
人間関係が原因で離職した場合は、「チームでの連携がとれる職場を希望したため」とポジティブに言い換えましょう。また、自身でも周囲のスタッフとうまく連携できるよう努力する意思を示すのも大切です。
【前職の評価制度に不満があった】看護師の志望動機例文
これまで培ってきたコミュニケーション力をさらに発展させ、よりレベルの高いケアを提供できるよう努力してまいります。貴院を受診されるお客さまの満足度を高められるよう貢献していきたいです。
「前職の評価制度に不満があった」ということを直接的に表現せず、「働きぶりを評価してもらえる職場を志望している」とポジティブに表現しましょう。ここでは、「報酬が増える」ことを「やりがいが感じられる」と言い換えています。
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【注意】クリニックに転職したい看護師の志望動機NG例
志望動機で伝えたいことが多いと内容をまとめきれず、残念な志望動機になってしまうことも。志望動機を書く際の注意点を押さえておきましょう。
クリニックで働きたい理由が伝わらない
なぜクリニックで働きたいのか、が伝わってこない志望動機はNGです。そのクリニックの何に魅力を感じたのか、他の医療機関ではなくクリニックで働きたいのはなぜか、志望動機を書く前に考えを洗い出しておきましょう。具体的に「どこが」と示すと採用担当者に熱意が伝わりやすいでしょう。
他のクリニックの志望動機を使い回している
異なる志望先に対し、志望動機を使い回すことは厳禁です。「そのクリニックで働きたい理由」が伝わらないため、採用につながりにくくなる可能性があります。
複数の志望先がある場合も、志望先ごとに志望動機は異なる内容を用意しましょう。また、同様の理由でネット上にある志望動機の例文はそのまま使用せず、参考程度にとどめましょう。
ネガティブな転職理由をそのまま書いている
もし転職理由が人間関係や待遇の悩みなどネガティブな内容であっても、直接的な表現は避け、ポジティブな表現に直して伝えるようにします。また、「今の職場が嫌だから」「楽そうだから」などの理由は、採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。
たとえば、現職の環境に不満がある場合には「よりよい環境で成長したい」など、前向きな言葉に変換して伝えるとよいでしょう。
【ネガティブな転職理由の書き換え例】
ネガティブな転職理由 | 前向きな表現への書き換え例 |
---|---|
人間関係に悩んでいた | 周囲と連携を取りながら働きたい |
給与や待遇に不満があった | 自分の働きぶりを評価してもらえる職場で働きたい |
業務量が多く疲弊していた | 仕事のオン・オフを切り替えて効率的に仕事に取り組みたい |
転職回数が多い | 幅広い知識やスキルを身につけたい |
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クリニック看護師のお給料の相場は?病棟勤務との差はどのくらい?
クリニックへの転職を成功させるには?
・状況に応じた臨機応変な対応力を磨く
・コミュニケーション能力を高める
・診療科ごとに役立つ専門知識・スキルを身につける
・事務など看護業務以外のスキルを身につける
クリニックは、病院と比べて少人数のスタッフで運営している医療機関です。そのため、看護師は一人で業務にあたる場面も多く、基本的な仕事を一通りこなせるスキルが必要です。また、事務など看護業務以外の知識も身につけなければいけません。対応するスタッフが少ないときは状況に応じて、臨機応変に適切な判断や対応ができることも大切です。
通院をする患者さまにとって頼れる存在となれるよう、地域に密着したクリニックのスタッフとして、日ごろからコミュニケーション能力を高める意識や行動をしましょう。
クリニックに転職したい看護師必読!面接対策のポイント
・よくある質問の把握と回答の準備をしておく
・強みやスキルを整理して、結論から簡潔に話す意識をする
・応募書類の内容と面接で話す内容に一貫性を持たせる
クリニックの面接に臨む際は、事前に必ず面接の基本的な流れとマナーをおさらいしておきましょう。面接で話すときは相手の目を見て、明るくハキハキとした声で話すとよい印象を与えられます。緊張して早口にならないように気をつけましょう。
転職理由や看護観、印象に残っているエピソードなどは面接で必ずといっていいほどよく聞かれる質問です。すぐに答えられるように、あらかじめ回答を用意しておきましょう。
まずは結論から話し、わかりやすく伝わりやすい話し方を意識します。応募書類で書いた内容と話す内容でブレがないよう注意してください。
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看護師の面接で多い質問&回答例-受け答えのポイントや事前準備について
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