【看護師向け】病院見学の質問リスト23選!行動マナーや チェックポイントも
記事掲載日:2024/10/30
病院見学は、看護師の転職活動において実際に職場を見られる貴重な機会。ミスマッチを防ぐためにも、気になる点は積極的に質問することが大切です。今回は、病院見学の際に用意しておくべき質問と質問のマナーを紹介します。質問以外で見ておくべきポイントも紹介しますので、病院見学を控えた看護師さんはぜひチェックしましょう。
- 病院見学で質問するときの5つのマナー
- 病院見学の質問リスト23選【看護師向け】
- 病院見学で看護師が避けるべき質問4選
- 看護師の病院見学と転職を成功させるための心構え
- 看護師必見!病院見学のときにチェックするとよいポイント
- 看護師の病院見学と転職の成功を目指すために
- 病院見学の貴重な機会を活かして、理想の職場へ転職を!
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病院見学で質問するときの5つのマナー
看護師が病院見学に行く際、大前提として心がけたいマナーは主に上記の5つです。印象を悪くしないようマナーある行動を心がけつつも、より有意義な病院見学にするため、あれこれ質問したいもの。病院見学で質問をする際の基本マナーを覚えておきましょう。
事前に情報収集と質問のリストアップをする
貴重な質問の機会を無駄にしないよう、基本的な情報や調べればわかるような質問はあらかじめ確認してから望むことが大切です。病院見学に行く前に、ホームページや求人情報などをよく見て病院について調べておきましょう。
また、限られた時間ですべて質問できるとは限りません。聞きたいことをまとめてリストアップし、とくに知っておきたい情報の優先順位をつけておくとよいでしょう。
質問するタイミングを見計らう
病院見学の際は、担当の方の説明が一区切りついたタイミングや、質問タイムが設けられたときに質問をするよう心がけましょう。基本的なマナーですが、病院見学とはいえ、いつでも質問をしてよいわけではありません。
とくに、担当の方が案内や説明をしている途中で質問を挟むと、話の流れを妨げてしまいます。他にも見学者がいる場合は順番を守り、自分に回ってきたタイミングで質問をしてください。
要点を絞って結論から話す
質問内容は、「聞きたいこと=結論」からわかりやすく話すようにしましょう。長々と前置きから話し始めると、「何が聞きたいのか」が伝わりにくく、回りくどい表現になってしまうためです。
また、あれもこれも一度に聞こうとすると伝わりにくくなってしまいます。要点を絞り、具体的かつ簡潔に話すように心がけましょう。
相手を見て相槌を打ちながら話を聞く
質問をした後は聞きっぱなしにせず、担当の方を見ながらしっかりと聞くのがマナーです。質問しておいて話を聞いていない様子だったり、頷きもしなかったりするのは相手に対して失礼にあたります。
話す人の目を見る、相槌を打つなど、表情からも関心があることを示しましょう。メモを取りながら話を聞くと、病院見学後の振り返りに役立ち、熱心な様子をアピールできるためおすすめです。
回答をもらったらお礼を言う
質問に対する回答をもらったら、必ずお礼の言葉を伝えましょう。「丁寧にご説明いただき、ありがとうございます」といった感謝の言葉を添えることで、貴重な時間を割いて説明していただいた担当者に対する敬意を示せます。
聞きっぱなしにせず、丁寧なコミュニケーションを心がけると、「基本のマナーが備わっている人」とよい印象を与えられるでしょう。
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病院見学の質問リスト23選【看護師向け】
ここでは、看護師が病院見学でする質問例をカテゴリ別にご紹介。各カテゴリの質問が大切な理由についても解説しているので、病院見学を控えている方は目を通しておくことをおすすめします。
【看護師について】病院見学の質問例8選
実際に入職した場合を想定すると、一緒に働く看護師の様子はとても気になるものです。転職先で働く看護師の年齢層や勤続年数、子育て中の方の働き方といった、看護師に関する質問をしてみましょう。
年齢が近い看護師が多く一緒にレベルアップできる環境なのか、しっかりと指導してくれる先輩ナースはどれくらいいるかなど、実際に働いたときの環境がイメージしやすいです。その病院の看護方式やシフト体制、新卒看護師の数など、看護師の働き方を詳しく知るうえで必要な質問をするのもおすすめです。
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【患者さまについて】病院見学の質問例5選
実際に働いたときの仕事内容をイメージしやすくする質問として、受け持つ患者さまの様子を聞くのもとても重要です。上記のように、患者さまに多い疾患や受け持ち人数、入院ベッドの稼働状況などに関する質問をしてみましょう。
とくに、患者さまのだいたいの自立度を尋ねるのは、患者さま一人ひとりのケアがどれくらい必要であるか、一日の仕事量を見極める指標として役立ちます。
【病院の体制について】病院見学の質問例5選
病院の体制に関する質問は、とくに今後の看護師としてのキャリアを考えるうえで重要な内容です。研修や教育体制に関する内容は病院選びにも大きく関わります。
研修や教育・サポート体制に関する情報は、職場によってはホームページにあまり詳しく記載されていない場合も多いです。入職後に「思ったより研修が忙しくて疲れる」「予想外に学ぶ機会が少ない」とならないよう、病院見学の際に尋ねてみましょう。
【院内の設備について】病院見学の質問例5選
院内の設備は、職場によって意外と大きく異なっています。医療機器や電子カルテなどの設備次第では、仕事のしやすさに大きく影響を与えますので事前によく確認しておくのがおすすめです。
入職後のミスマッチを防ぐためにも、設備面で気になる点は病院見学の時点で確認しましょう。
病院見学で看護師が避けるべき質問4選
基本的に病院見学の際の質問は歓迎されますが、中にはセンシティブな質問など避けた方がよい内容もあります。知らずに質問してしまうと印象を悪くしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
病院のホームページを見ればわかる内容
基本的な留意事項として、病院のホームページに書いてある内容の質問はしないようにしましょう。質問できる貴重な機会を無駄にしてしまうだけではなく、担当者から「基本的な情報収集をしていない」「病院に関心がない」と捉えられるおそれがあります。
事前にできる限りのことを調べ、「調べてもわからないこと」だけをリストアップするようにしましょう。
【解決策】
待遇や福利厚生に関する内容
待遇や福利厚生についても、直球で聞くことは避けるべき質問です。職場選びの際に非常に重要な情報であることは確かですが、「給料や手当のことしか考えていない」と思われる可能性があるためです。
どうしても聞きたい場合は、直接的ではなくやんわりとした表現で聞いたり、最後の方の質問にして前置きを加えたりするなど聞き方に気をつけましょう。「ワークライフバランス対策として取り組まれていることはありますか」など切り口を変えて尋ねるのもよいでしょう。
【解決策】
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回答に悩んでしまう内容
相手が答え方に悩んでしまう質問や、具体的な数字などパッと答えにくい質問もしないよう注意しましょう。回答に悩む質問の例としては、病院の経営状況や離職率、職場の人間関係などに関するものです。たずねる内容によっては、失礼な印象を与えかねません。
離職率について知りたい場合は、直接質問せず転職サポートを利用して確認するのもおすすめです。
【解決策】
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何が聞きたいのか伝わらない内容
質問の意図が不明確であったり、要点が伝わらなかったりする内容もNGです。何が聞きたいのか分からず、回答者が困惑してしまいます。
また、聞きたいことが多くてあれこれ混ざった質問にならないように気を付けましょう。要点を絞り、簡潔かつ単刀直入に質問するようにします。漠然としすぎた内容も答えづらいため、なるべく具体的な情報を盛り込んで分かりやすく伝えるよう心がけましょう。
【解決策】
看護師の病院見学と転職を成功させるための心構え
病院見学は、普段は関係者しか見られない病院の中を見せていただく貴重な機会です。また、病院見学中の姿は志望先のスタッフからも見られています。身だしなみをしっかり整え、好印象を残せるように準備して臨みましょう。
身だしなみ・服装・挨拶の基本を徹底する
病院見学当日の身だしなみや服装には注意しましょう。服装は「普段着で」と案内がある場合でも、基本的にスーツを着用する方が無難です。髪が長い人は後ろでひとつに結び、メイクはナチュラルな印象にして清潔感を意識しましょう。
また、病院見学中は意外なところを見られているかもしれません。院内ですれ違う職員の方や患者さまにはきちんと挨拶をし、狭い場所を通るときは通路を譲るなど、基本的なマナーを持ち合わせていることを行動で示しましょう。
積極的に前向きな姿勢をアピールする
病院見学では、質問を積極的にすることで「この職場に興味を持っている」と熱意をアピールできます。さらに、仕事に対する前向きさ・積極性・勤勉さを持ち合わせている人材だと印象づけられる機会です。
研修に関する質問をして、学習意欲が旺盛であることをアピールするのもよいでしょう。実際に働いたときのイメージがわくような質問をすると、より自分の熱意や関心を伝えられます。
質問されるケースも想定する
意外かもしれませんが、病院見学中に見学先のスタッフから逆に質問をされることもあります。病院見学=面接ではありませんが、病院見学時の自分の対応次第では、選考の際に影響する可能性もあるかもしれません。
看護師としての経験やスキル、転職理由、志望動機など、一般的に面接で聞かれる質問については事前に話せるよう準備しておくと安心です。
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病院見学を終えたらお礼の連絡をする
病院見学が終わったら、必ずお礼の連絡をしましょう。連絡の仕方としてはお礼状、またはメールを送付する形があります。
病院見学後なるべく早く送るようにし、見学を受け入れてくれたことへの感謝や有意義な時間を過ごせた旨などを伝えましょう。簡単に病院見学の感想やとくに感心した点などをつけ加えると、より好感を持ってもらえるでしょう。
看護師必見!病院見学のときにチェックするとよいポイント
病院見学は、院内の様子や働いているスタッフの様子を実際に見るチャンスです。説明を聞いたり質問したりする以外にも、得られる情報は多いもの。なかでもとくにチェックするとよい点をご紹介します。
職場の雰囲気
職場の雰囲気は、実際に働くうえでストレスや満足度に大きく影響を与えます。職場の雰囲気がよいと、人間関係もよく働きやすいことが多いです。
和気あいあいとしている印象、明るい雰囲気で活気がある、落ち着いた印象、など職場によって雰囲気はさまざま。自分に合っていそうな雰囲気を感じる、ということもあるでしょう。院内の様子から五感を働かせて感じ取れる情報は多くあるため、病院見学の際はぜひチェックしてください。
働く看護師の印象
スタッフの印象も働きやすさに関わる重要な要素です。観察するポイントとしては、看護師や医師といったスタッフ同士のコミュニケーションの様子や、看護師と患者さまの接し方の様子に注目してみるとよいでしょう。
また、「仕事中の看護師の表情に笑顔が多いか」「スタッフの挨拶や会話が行き届いているか」などからも、スタッフのモチベーションやどんなスタッフがいるのか感じ取れます。
設備の整備状態
設備の清潔さや整備状態は、病院全体の衛生管理のレベルを示す重要な指標なので、見落としたり軽視したりすることのないようにしましょう。とくに病室やトイレ、共用スペースなどの清掃状態は要チェック。
清潔で整理整頓されている病院は、患者さまにとって安心できる環境であると考えられます。看護師にとってもミスを少なくし働きやすい環境です。
看護師の病院見学と転職の成功を目指すために
病院見学の時間を有意義に過ごし、転職成功を目指すためには、質問を用意するなど入念な準備が必要です。しかし、看護師として働きながら転職活動を進める場合、自分ひとりで行動するのは大変でしょう。
病院見学や履歴書等の書類、面接の準備に不安があれば、その都度相談できる転職サポートを利用するのがおすすめです。
病院見学の貴重な機会を活かして、理想の職場へ転職を!
病院見学は、自分が勤務している以外の病院を実際に目で見て雰囲気を感じられる、またとないチャンスです。求人を見てよさそうと思った職場でも、実際に見てみると想像と雰囲気が違ったり、逆に想像以上によさそうな職場で転職への意欲が高まったりすることもあります。事前に聞きたいことをしっかりまとめ、質問できる貴重な機会を転職に役立てましょう。
ナースステップは、医療業界の経験が豊富な専任担当のコンサルタントが一人ひとりのお悩みに寄り添い、看護師さんの転職をサポートします。転職準備で不安な看護師さんは、ぜひお気軽にご相談ください。
ナースステップは
「なぜ転職するのか」の理由を
明確にするところから一緒に考えます。
看護師の転職に悩んだら
まずはナースステップにご相談ください!
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