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【看護師向け】面接の自己紹介例文4選!NG例や印象アップのポイントを解説

記事掲載日:2025/01/08

【看護師向け】面接の自己紹介例文4選!NG例や印象アップのポイントを解説

看護師の面接では一般的に、最初に自己紹介を求められるケースが多くあります。事前に話す内容を考えていないと、十分にアピールできず思うような結果を得られないこともあるでしょう。ここでは、自己紹介の例文や練習の仕方について詳しく紹介します。

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看護師の面接において自己紹介はなぜ大切?

看護師の面接において自己紹介が大切といわれる理由は、採用担当者が履歴書などの文面だけではわからない応募者の人物像を把握するためです。

自己紹介の内容を通じて、面接官は応募者の経験やスキルを知るだけでなく、話し方や表情などから人柄や、コミュニケーション能力を評価しようと考えています。

自己紹介の仕方によって応募者が面接官に与える印象は大きく変わるため、「何をどのように話すか」が非常に重要なポイントです。

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看護師の面接の自己紹介に盛り込む5つの要素

看護師の自己紹介では、上記の5つの要素を盛り込むと人物像が伝わりやすくておすすめです。その理由などを以下で詳しく見ていきましょう。

挨拶と氏名

まず入室後に「本日はお時間をいただきありがとうございます」など短く面接官に挨拶し、続いて自分のフルネーム(姓名)を伝えます。聞き取りやすいように発音をはっきりさせ、ゆっくりと丁寧に名前を伝えることが大切なポイントです。

自分の名前は聞き手にとって、話し手が思っている以上に聞き取りにくいということを意識して話すとよいでしょう。

職歴(経験年数・主な勤務先)

次に、卒業した学校名と職務経歴を伝えます

職務経歴を伝える際は、「前職の病院・施設名」「所属していた診療科目」「勤務年数」を具体的に言いましょう。また、現職以外に応募先で活かせる職歴があれば、簡潔に付け加えて説明すると好印象を残しやすいです。

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志望動機

志望動機は職歴と合わせ、その職場を志望した理由を短く伝えます。

自己紹介の後に志望動機を詳しく話す場があるので、この段階では簡潔に触れる程度にとどめましょう。「成長したい」など自分本位な動機よりも「これまでの経験を活かし貴院に貢献したい」など、組織への貢献意欲を示す方が面接官により良い印象を残せます

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自己PR(強み・スキル)

自己紹介には強みやスキルなど、自己PRを軽く盛り込むと好印象です。看護師資格に加えて専門資格を持っている人は、他の志望者と差をつけられるポイントになるので積極的にアピールしましょう。

以前の職場での具体的な経験やそこで得たスキルについて簡潔に述べると、即戦力として活躍できることを伝えられます。

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締めの一言

最後に締めの一言として、「よろしくお願いいたします」などの言葉を添え自己紹介を締めくくります。これにより礼儀正しい印象を与えられるでしょう。

最後まで発言に責任を持って自己紹介の終わりを明確にすることが大切です。詰めが甘いと採用担当者によっては悪い印象を持たれてしまうリスクも考えられます。締めの一言を述べ、着席するまでをセットで自己紹介と考えておきましょう

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【ケース別】看護師の面接における自己紹介例文4選

【ケース別】看護師の面接における自己紹介例文4選

転職する看護師の状況別に、自己紹介の例文を紹介します。自身の状況に近いものを選んで、ぜひ参考にしてください。

【初めて転職する場合】看護師の自己紹介例文

本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。私は○○と申します。△△看護学校を卒業後、□□病院の内科で3年間勤務いたしました。

内科の経験で身につけたスキルを活かして、地域のかかりつけ医としての役割に重点を置いておられる貴院の診療活動に貢献してまいりたいと考えております。学生時代は運動部に所属しており、体力には自信がございます。

本日はよろしくお願いいたします。

「名前」「最終学歴」「志望動機」「自己PR」についていずれも簡潔に触れ、自分がどんな人物なのかをわかりやすく伝えるように配慮しましょう。初めての転職なら、学生時代の経験についてアピールするのもおすすめです。

【複数回転職している場合】看護師の自己紹介例文

私は○○と申します。△△専門学校を卒業後、3年間□□病院の小児科、整形外科を経験しました。結婚に伴う転居のため眼科クリニックに4年間務めた後、育児のため2年間仕事を離れました。その後、内科の診療所に3年間勤めています。

この度は「患者さまにとって身近な存在を目指す」という貴院の方針に共感し志望いたしました。広くさまざまな診療科を経験しているため、幅広い処置に対応できるのが強みです。

本日はよろしくお願いいたします。

複数回転職している場合は、職務経歴は省略せずすべて話します。可能なら転職理由についても短く触れられるとよいでしょう。経験豊富なことをかえって強みに変え、アピールするのもひとつの方法です。

【復職・ブランクありの場合】看護師の自己紹介例文

私は○○と申します。△△学校を卒業後、□□病院の耳鼻咽喉科で5年間勤務いたしました。その後育児のため仕事を離れましたが、この度子育てが一段落したため看護師への復帰を決意しました。

貴院はワークライフバランスの向上に取り組んでおられると伺い、無理なく働けるのではと思い志望いたしました。これまでの経験を活かして貴院に貢献したいと思っております。

ブランクはございますが、努力家である強みを活かして新しい知識を積極的に学んでいくつもりです。本日はよろしくお願いいたします。

ブランクがある場合には基本的な項目に加え、ブランクの理由と、現在は働ける状況であることにも伝えましょう。また、働く意欲が高いことをアピールするとさらに好印象を残せます。

【専門領域の経験がある場合】看護師の自己紹介例文

本日は面接の機会をいただきありがとうございます。私は○○と申します。△△看護学校を卒業後、□□病院の産婦人科で7年間勤務いたしました。

産婦人科の経験で身につけた専門的なスキルを活かして、とくに産科の分野のエキスパートである貴院の診療活動に貢献してまいりたいと考えております。
私は助産師の資格を活かして、妊産婦さまが安心して出産できるよう身近で支えていきたいです。

本日はよろしくお願いいたします。

専門領域の経験がある場合にはその点をアピールするのがよいでしょう。面接担当者に「即戦力が期待できる」という印象を与えられます。また、志望先で活かせる資格があれば忘れずにアピールしましょう。

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看護師の面接で避けるべき自己紹介【NG例4選】

看護師の面接で避けるべき自己紹介【NG例4選】

自己紹介における、ありがちなNG例についてご紹介します。ご自身の自己紹介を用意して、当てはまる部分がないかチェックしてみてください。

NG例1:名前と挨拶だけで短すぎる

NG例 はじめまして。○○と申します。

本日はよろしくお願いいたします。
OK例 はじめまして。私は○○と申します。△△看護学校を卒業後、□□病院で5年間勤務いたしました。

これまでの経験で身につけたスキルを活かして、貴院に貢献してまいりたいと考えております。明るい性格が取り柄で、前職では病棟のムードメーカーと呼ばれておりました。

本日はよろしくお願いいたします。

事前の用意がなく、突然自己紹介を振られた場合には何を話したらよいかわからず、NG例のようになってしまいがちです。

自己紹介の内容が名前と挨拶だけだと、意欲や積極性が感じられず印象が悪くなってしまうため避けましょう。

面接官に自分の魅力を十分に伝えるためにも形式的な自己紹介は控え、長くなり過ぎない程度に職務経歴や志望動機を話し、自己PRをしましょう

NG例2:アピールポイントを詰め込みすぎる

NG例 ○○と申します。△△看護学校を卒業後、整形外科クリニックで4年間勤務いたしました。

これまでの経験で、整形外科の基本的なスキルが身につきました。また、プリセプターとして後輩指導の経験もございます。私はこれまでチームワークを大切にして働いてきました。

これらの経験を活かして、貴院の診療活動に貢献してまいりたいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。
OK例 ○○と申します。△△看護学校を卒業後、整形外科クリニックで4年間勤務いたしました。整形外科についての基本的な看護スキルはひと通り身についていると自負しております。

「チームとして医療を提供すること」を基本方針に掲げておられる貴院に強く共感しこのたび志望いたしました。

前職でチームワークを大切に勤務してきた経験を活かし、貴院に貢献したいです。本日はよろしくお願いいたします。

対照的に、これまでに得たスキルをあれもこれもアピールしたい、と思うあまり、複数のアピールポイントを詰め込んでしまうケースもあります。

この場合、NG例のようにあれこれ盛り込んでしまうと主張がぶれ、結局何が伝えたいのかわからなくなってしまいがちです。

自己紹介をするときはアピールポイントを絞りましょう。短すぎるのも長すぎるのも要注意です。

NG例3:ネガティブな内容が多い

NG例 私は○○と申します。△△看護学校を卒業後、大学病院の耳鼻咽喉科で3年間勤務しましたが、人間関係があまり良くない職場だったため総合病院の内科に転職し現在2年目です。

ただ、現在の職場の給料が低いので、より条件のよい貴院に応募させていただきました。本日はよろしくお願いいたします。
OK例 私は○○と申します。△△看護学校を卒業後、大学病院の耳鼻咽喉科で3年間勤務しましたが、よりチームで高め合える環境を目指し総合病院の内科に転職し2年目です。

貴院では人事評価制度を導入され、働きぶりを正当に評価していただけると伺っております。これまでの経験を活かし、やりがいを感じながら貴院の診療活動に貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。

看護師の面接では、自己紹介を含むすべての場面でネガティブな発言は控えましょう。たとえ前職の環境に問題があったとしても、批判的な姿勢や発言は避けるのがマナーです。採用担当者から「将来的に不平不満を言い出しそう」という不安を抱かせてしまう可能性があるためです。ポジティブな表現に言い換えることで好印象を残しやすいでしょう。

また自分の弱みや課題について触れる際は、それを克服するための具体的な行動や意欲を併せて説明すると前向きな印象を与えられます。

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NG例4:経歴に隠しごとや嘘がある

NG例 はじめまして。私は○○と申します。△△専門学校を卒業後、約10年間看護師としていろいろな経験を積んでまいりました。直近の勤務先は□□クリニックです。

この度「患者さまの意思を尊重しあたたかい看護を」という貴院の看護方針に共感し志望いたしました。

これまでの職場ではトラブルが起きた時、率先して自ら動き周囲へ働きかけることでトラブルが大きくなる前に解決してきました。どんなトラブルにも対処できる自信がございます。本日はよろしくお願いいたします。
OK例 はじめまして。私は○○と申します。△△専門学校を卒業後、これまで□□病院の小児科で3年間、大学病院の耳鼻咽喉科に2年間、診療所に2年間、クリニックに3年間勤めています。

この度「患者さまの意思を尊重しあたたかい看護を」という貴院の看護方針に共感し志望いたしました。

これまでの職場で子どもの患者さまと触れ合う機会が多くあり、子どもが多く来院する貴院に貢献できるのではないかと考えております。本日はよろしくお願いいたします。

看護師の面接における自己紹介では、これまでの職歴を漏れなく説明することが重要です。説明を省くと自己紹介を通して自身の人物像が正確に伝わりません。

また、履歴書に記載した経歴と自己紹介での説明に違いがあった場合には、「経歴に嘘やごまかしがあるのではないか」と面接官の信頼を損ねる可能性があります

短期離職や転職が多い場合でも、あえて経歴を隠さず誠実に伝えることで、むしろ好印象につながることもあります。

面接で印象アップ!看護師の自己紹介のポイント

面接で印象アップ!看護師の自己紹介のポイント

好印象を残せる自己紹介を目指すには、上記のようなポイントを意識しましょう。以下に詳しくご説明します。

明るく前向きな印象を与える話し方

自己紹介は第一印象を左右するため、話し方や表情においても良い印象を残すことができます。表情は口角を上げて笑顔を見せることを意識し、明るい表情にしましょう。話し方は相手に聞き取りやすい声の大きさで、ハキハキと明るいトーンで話すのがコツです

看護師は職業柄、患者さまと話す機会が多く、またチーム医療の一員として周囲との連携が欠かせません。そのため面接官は応募者が明るく前向きなコミュニケーションを取れるかどうかにも注目しています。

早口にならず適切なスピードを意識する

自己紹介は面接の冒頭に求められることがほとんどで、緊張しやすいシーンなのは簡単に想像がつくでしょう。

しかし、前述のように話し方の印象がとくに大事な場面なので、早口にならないようつとめ、ゆっくり落ち着いて話すことを意識しましょう理想的な自己紹介の長さは約1分といわれています。1分間にまとめることで無駄な情報を省き、重要なポイントだけを取り上げて紹介できるメリットがあります。

内容を整理して簡潔にまとめる

落ち着いて話すための工夫としては、内容を事前に整理して簡潔にまとめておくのがよいでしょう。熱意からついつい多くの情報を盛り込みたくなりますが、自己紹介の時点では「広く浅く」を意識し、要点を絞って話しましょう

面接官は興味を持った点について、その後の質問を通じて詳しく確認するので自己紹介の時点で詳しく説明する必要はありません。長々と話し続けると面接のタイムスケジュールの都合上、途中で中断されてしまう場合もあります。

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看護師の面接で自信をつける!自己紹介の練習方法

看護師の面接で自信をつける!自己紹介の練習方法

自己紹介は話し方による印象の差が大きいため、練習して自信をつけることも重要なポイントです。以下で具体的な練習方法について紹介します。

録音して第三者の目で確認する

自分の声を録音して聞くことで、自己紹介を第三者の視点から客観的に評価しやすくなります。方法としてはスマートフォンの録音機能を活用するのが手軽でおすすめです。話す速度や声の大きさ、聞き取りやすさ、言葉の選び方に注目して聞いてみましょう。

また、伝えたい内容が明確に伝わっているかも重要です。日頃、自分の声を録音して聞く機会はほとんどないと思います。自分ではなかなか気がつかない発見があるかもしれません。

家族や友人に聞いてもらう

精神面のトレーニングとして、人前で実際に話す練習は非常に効果的です。家族や友人に面接官役をしてもらい本番さながらの雰囲気で練習すると、より緊張感を体験できるでしょう。

また、練習後に感想をもらえば実践的なフィードバックが得られるメリットもあります

もし看護師の知人に協力をしてもらえるなら、より専門的なアドバイスが得られるかもしれません。

鏡を見ながら表情や姿勢をチェックする

相手に自分を効果的に印象付けるためには、言葉だけでなく、表情や姿勢、身振りといった非言語的コミュニケーションも重要といわれています。鏡を使って、自己紹介をしている自分の姿を見てみると、新たな気づきがあるかもしれません。

とくに、自然な笑顔で話せているか、姿勢は真っすぐで自信に満ちているかをチェックしましょう。鏡の中の自分の目を見て話す練習は、どうすれば自信を持った印象を与えられるのか客観的にも検証できます。

転職サポートを利用する

面接対策を効率よく行う方法として、転職サポートのサービスを活用するのもおすすめです。採用担当者の目線を熟知したコンサルタントと面接の練習をすることで、ただ自信がつくだけではなく、志望先へアピールすべき点など、コンサルタントならではのアドバイスがもらえてより効果的です。

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看護師の転職活動における面接では、自己紹介が第一印象を左右する重要なポイントです。限られた時間内で話す内容をあらかじめきちんと絞り、より魅力的に映る話し方を研究して効果的にアピールしましょう。面接の最初に話す言葉なので緊張しますが、練習することで自信につながります。

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