看護師の必需品は？持っておくべき10のアイテムを紹介

看護学校を卒業して看護師国家試験に合格。いよいよ看護師としての職業生活がスタートしますね！これから看護師として働く人にとって気になるのが、看護師の必需品ではないでしょうか。すでに現場で働いている先輩看護師はどのようなアイテムを持ち歩き、活用しているのかを知っておきたいところでしょう。

そこで今回は、これから看護師として働く人に向けて、看護師が持っておくべき10のアイテムを紹介します。

• 看護師10の必需品
• ほかにも！持っていると便利な5つのアイテム

看護師にはどんな働き方がある？施設・勤務形態・雇用形態別に紹介

看護師10の必需品

それでは早速チェックしていきましょう。看護師にとって10の必需品と、選ぶ際のポイントも合わせて解説します。

１：筆記用具

まずは筆記用具です。多くの職業で必要となるアイテムですが、看護師の仕事でも例外ではありません。

目まぐるしく変化する患者の情報や処置内容、ドクターからの指示など、日常的にメモをとる機会は多くあります。とくに新人看護師はわからないことが多く、先輩からの指示や説明も逐一メモする必要があるでしょう。持ち運びしやすいサイズのメモ帳とボールペンは最低限持ち歩きましょう。

カルテや書類記入にも使用するため、ボールペンは消せないタイプのものやにじみやすいゲルインクのものは避けるのが無難です。

２：時計

時間に追われやすい看護師の仕事では時計も必須です。しかし病院によっては、ケアの際に患者を傷つけてしまう可能性から腕時計使用を禁止しており、代わりにナースウォッチを使用することとなっています。水仕事や入浴介助時でも壊れないように、防水タイプのものを選びましょう。

３：ハサミ

ガーゼなどを切る際にハサミもあると便利です。文房具用ではなく、医療用のものを選ぶようにしましょう。刃先が丸まっているものなら安全性も確保されています。ストラップが付いていれば、紛失することもないので安心ですね。

４：電卓・タイマー

点滴を正確に計算するために電卓も必要です。タイマー機能が一体になっているものであれば、点滴終了時間を一緒にセットできます。さらに消音機能が付いていると、夜間使用する際でも患者を起こさなくて済むでしょう。

５：ペンライト

患者の口腔内や瞳孔など、暗いとよく見えない部分をチェックする際にペンライトがあると便利です。瞳孔スケールが付いているペンライトを選べば、瞳孔チェックの際にスケール表が必要ありません。

６：聴診器

病棟勤務の看護師にとっての必需品といえば聴診器でしょう。患者の心音や呼吸音を確認する際に使用します。自分の耳にフィットしやすい形のもの、そして高音と低音をしっかり聞き分けられるものを選ぶとよいですね。

７：駆血帯

点滴や採血をする際に使用します。基本的には病院にもありますが、使い慣れた自分専用のものがあると便利です。さらにピンチが付いているものやバンド式のものなら、片手でも使用できます。

８：印鑑

さまざまな書類に印を押す機会があるので、印鑑を持ち歩いている看護師も少なくありません。とくに紙カルテを採用している病院ならなおさらです。小さくてなくしやすいため、ストラップ付きのものがよいでしょう。キャップも紛失しやすいので、スライドで開閉できるものが望ましいです。

９：バインダー

患者に同意書などへサインをもらう際、各種の書類を読んでもらう際に活躍します。紙をしっかり固定できるものやペンホルダーが付いているものがよいでしょう。

１０：ポケット用ペンケース

これまで紹介したように看護師は、筆記用具やハサミ、電卓・タイマー、ペンライト、印鑑など数々のものをポケットに入れて持ち歩くことになります。ポケットにそのまま入れておくと中でバラバラとなりがちですが、ポケット用ペンケースで収納しておけば必要なものをすぐに取り出せます。

ペンケースは小さいため、もし必需品が入りきらない場合は、ナース用ポーチもおすすめです。

ほかにも！持っていると便利な5つのアイテム

以下のものは必需品ではありませんが、看護師が持っていると便利で役立つものです。

１：アルコール綿

アルコール綿は病院にもありますが、数枚持っておくと重宝します。点滴後の拭き取りのほか、衛生面で気になる箇所の拭き取りに活用できるでしょう。

２：テープ

2つ目はテープです。ガーゼやアルコール綿を皮膚に固定する際に使用します。小さくてかさばらないため、1つ持っておくとよいですね。

３：使い捨て手袋

さまざまなものを触る機会が多い看護師にとって、衛生管理の徹底は必須です。使い捨て手袋を数枚ポケットに入れておけば、気になる場面でサッと取り出して装着できます。

４：保湿グッズ

4つ目はハンドクリームやリップクリームなどの保湿グッズです。医療機関内は冷暖房が完備されているため、何かと肌が乾燥しがちです。ハンドクリームやリップクリームなどの保湿グッズが役立ちます。お気に入りの香りのものを選べば、ちょっとしたリラックスもできますよ。

５：替えのストッキング

最後は替えのストッキングです。バタバタと動き回るため、ストッキングが伝線することも少なくありません。替えのストッキングがあると安心です。伝線しにくいタイプを選ぶとよいですね。

まとめ

筆記用具やハサミ、ペンライトなど現場で働く看護師にとっての必需品はさまざまです。職場によって必要なもの・必要でないものが違うので、実際の勤務先の状況をよく確認してから準備するようにしましょう。あなたの職場に合った必需品をピックアップして、快適に仕事を進めてくださいね。

看護師にはどんな働き方がある？施設・勤務形態・雇用形態別に紹介