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【2024年】看護師の給料ランキング!都道府県や経験年数など項目別の最新情報

記事掲載日:2023/07/26

【2024年】看護師の給料ランキング!都道府県や経験年数など項目別の最新情報

看護師として転職を考えるときに気になる「給料」。同じ看護師の仕事でも、都道府県や年齢、働く職場の規模などによって違いはあるのか、疑問に思う方も多いでしょう。今回は、看護師の平均給料について最新データをもとに比較解説します。看護師の給料が高くなる条件や収入アップを目指す方法も解説するので、参考にしてください。

【給与額の算出方法】
厚生労働省「令和5年度賃金構造基本統計調査」(2024年3月公開)を参考に平均年収を算出している箇所については、「きまって支給する現金給与額」×12に「年間賞与その他特別給与額」を足した金額の1万円未満を切り捨てて記載しています。

【「看護師」の表記について】
「准看護師」との比較を分かりやすくするため、看護師を「正看護師」と表記しております。

看護師の給料の平均は?

正看護師: 約508万円
准看護師: 約407万円

2024年3月に公開された厚生労働省の調査によると、正看護師の全国平均年収は約508万円、准看護師は約407万円でした。全職種の平均年収約506万円と比較すると、正看護師は平均年収をやや上回っています。

ただし看護師の給料は、働く地域や年齢、設置主体、施設の規模などによって差がでます。ご自身の給与と比較する際は、各条件を考慮する必要があるといえるでしょう。

▼参考資料はこちら
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者のデータ)
※上記データは、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者のデータ)を加工し算出しています。

看護師の給料が高くなる条件はこちら
看護師が給料を上げる4つの方法はこちら

看護師の給料の内訳

  • 基本給
  • ボーナス(賞与)
  • 夜勤手当
  • 残業手当
  • その他
  • 看護師の給与の内訳は、主に5つの項目で構成されています。
    月給は、基本給に夜勤手当や残業手当を加えた金額です。病院や施設によっては、保健師や助産師などプラスの資格を持つ看護師に対して、「資格手当」として別途支給されることも。ボーナスは通常年2回支給され、その他の手当には通勤手当や住宅手当などが含まれます。

    正看護師の求人はこちら
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    看護師の都道府県別給料ランキング


    1位は大阪府! 最下位の宮崎県とは約152万円の差

    正看護師の平均年収がもっとも高い都道府県は大阪府で約568万円でした。同率2位の神奈川県・静岡県より約23万円も高い結果となっています。最下位は宮崎県の約416万円で、1位とは約152万円の開きがあります。都道府県にもよりますが、地域で見ると全体的に関東地方、中部地方、近畿地方で高く、北海道・東北地方、中国・四国地方、九州地方・沖縄では低い傾向がみられました。

    正看護師の【全都道府県】給料ランキング

    順位 都道府県 平均年収
    1位 大阪府 約568万円
    2位 神奈川県 約545万円
    2位 静岡県 約545万円
    4位 山梨県 約544万円
    5位 山梨県 約539万円
    5位 富山県 約539万円
    7位 福井県 約537万円
    8位 山口県 約536万円
    9位 宮城県 約535万円
    9位 岡山県 約535万円
    11位 京都府 約532万円
    12位 和歌山県 約530万円
    12位 兵庫県 約530万円
    14位 千葉県 約526万円
    15位 岐阜県 約525万円
    16位 秋田県 約524万円
    17位 東京都 約522万円
    17位 愛知県 約522万円
    19位 奈良県 約519万円
    20位 三重県 約518万円
    21位 埼玉県 約517万円
    22位 栃木県 約513万円
    23位 広島県 約508万円
    23位 広島県 約508万円
    24位 茨城県 約504万円
    25位 長野県 約502万円
    26位 新潟県 約499万円
    27位 群馬県 約498万円
    28位 福島県 約495万円
    29位 石川県 約493万円
    30位 島根県 約487万円
    31位 北海道 約478万円
    32位 滋賀県 約475万円
    33位 香川県 約474万円
    34位 佐賀県 約473万円
    34位 高知県 約473万円
    36位 愛媛県 約471万円
    36位 沖縄県 約471万円
    38位 鳥取県 約469万円
    39位 福岡県 約466万円
    40位 長崎県 約461万円
    41位 岩手県 約458万円
    42位 徳島県 約445万円
    43位 鹿児島県 約442万円
    44位 青森県 約435万円
    45位 大分県 約433万円
    46位 熊本県 約418万円
    47位 宮崎県 約416万円

    ▼参考資料はこちら
    厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 都道府県別)
    全国~埼玉/千葉~愛知/三重~山口/徳島~沖縄
    ※上記データは、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 都道府県別)を加工し算出しています。

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    正看護師の給料ランキング【北海道・東北地方】

    順位 都道府県 平均年収
    1位 山形県 約539万円
    2位 宮城県 約535万円
    3位 秋田県 約524万円
    4位 福島県 約495万円
    5位 北海道 約478万円
    6位 岩手県 約458万円
    7位 青森県 約435万円

    北海道・東北地方では、山形県・宮城県・秋田県の3県で全国の看護師平均年収の508万円を上回っています。同じ東北地方でも、1位の山形県と7位の青森県では平均年収に約104万円もの差がありました。

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    正看護師の給料ランキング【関東地方】

    順位 都道府県 平均年収
    1位 神奈川県 約545万円
    2位 千葉県 約526万円
    3位 東京都 約522万円
    4位 埼玉県 約517万円
    5位 栃木県 約513万円
    6位 茨城県 約504万円
    7位 群馬県 約498万円

    関東地方は、全体的に看護師の平均年収が高い傾向に。とくに、神奈川県・千葉県・東京都の都市圏で高く、最下位の群馬県でも約498万円と、ほぼ500万円以上の高水準であることがわかります。

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    正看護師の給料ランキング【中部地方】

    順位 都道府県 平均年収
    1位 静岡県 約545万円
    2位 山梨県 約544万円
    3位 富山県 約539万円
    4位 福井県 約537万円
    5位 岐阜県 約525万円
    6位 愛知県 約522万円
    7位 長野県 約502万円
    8位 新潟県 約499万円
    9位 石川県 約493万円

    中部地方では1位静岡県、2位山梨県、3位富山県という結果で、看護師の平均年収は全体的に高水準であるといえます。ただし、6位の愛知県約522万円と7位以降の長野県、新潟県、石川県の3県の間には20万円以上の年収の差が。同じ地域内でも給与水準に差があることがわかります。

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    正看護師の給料ランキング【近畿地方】

    順位 都道府県 平均年収
    1位 大阪府 約568万円
    2位 京都府 約532万円
    3位 和歌山県 約530万円
    3位 兵庫県 約530万円
    5位 奈良県 約519万円
    6位 三重県 約518万円
    7位 滋賀県 約475万円

    近畿地方も全体的に看護師の平均年収は高水準であり、1位の大阪府は全国平均の中でも1位です。2位の京都府、同率3位の和歌山県・兵庫県は全国で見ると11位・12位に位置。大阪府の平均年収は飛び抜けて高いといえるでしょう。また、7位の滋賀県は6位の三重県と年収にして約43万円の差があります。

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    正看護師の給料ランキング【中国・四国地方】

    順位 都道府県 平均年収
    1位 山口県 約536万円
    2位 岡山県 約535万円
    3位 広島県 約508万円
    4位 島根県 約487万円
    5位 香川県 約474万円
    6位 高知県 約473万円
    7位 愛媛県 約471万円
    8位 鳥取県 約469万円
    9位 徳島県 約445万円

    1位の山口県・2位の岡山県は、看護師の平均年収は約536万円・約535万円と高水準です。3位の広島県は全国平均と同じ給与水準ですが、4位以下の地域では比較的平均年収が低いことがわかります。中国・四国地方は全体的に看護師の平均年収は低めの地域といえるでしょう。

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    正看護師の給料ランキング【九州地方・沖縄】

    順位 都道府県 平均年収
    1位 佐賀県 約473万円
    2位 沖縄県 約471万円
    3位 福岡県 約466万円
    4位 長崎県 約461万円
    5位 鹿児島県 約442万円
    6位 大分県 約433万円
    7位 熊本県 約418万円
    8位 宮崎県 約416万円

    九州地方・沖縄は、全国の他の地域と比べて看護師の給与水準が低い傾向があります。1位の佐賀県は全国のランキングで見ると32位であり、平均年収は500万円を大きく下回っています。九州地方・沖縄では看護師に限らず、全体的にみて平均年収が低い傾向があるといえるでしょう。

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    准看護師の都道府県別ランキング

    順位 都道府県 平均年収
    1位 東京都 約480万円
    2位 神奈川県 約478万円
    3位 千葉県 約473万円
    4位 岐阜県 約466万円
    5位 岡山県 約465万円
    ...
    45位 広島県 約341万円
    46位 長崎県 約339万円
    47位 青森県 約322万円

    准看護師の平均年収は東京都がもっとも高く、約480万円です。正看護師の年収と同様に、都市部では高く地方では低い傾向がみられます。1位の東京都と47位の青森県では平均年収に150万円以上の差があることがわかります。

    ▼参考資料はこちら
    厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 都道府県別)
    全国~埼玉/千葉~愛知/三重~山口/徳島~沖縄
    ※上記データは、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 都道府県別)を加工し算出しています。

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    看護師の年齢別給料ランキング

    55~59歳が平均年収約585万円で1位

    看護師の年収を年齢層別に比較してみると、もっとも年収が高いのは55~59歳です。この年代は管理職に就いている人の割合が多いことも、年収の高さに関係していると考えられます。この年代をピークに、年収は20代前半から上昇していきます。

    また、この結果から、一般的に看護師としての経験年数が長い人ほど年収が高くなると考えられるでしょう。

    順位 年齢層 平均年収
    1位 55~59歳 約585万円
    2位 50~54歳 約566万円
    3位 45~49歳 約551万円
    4位 40~44歳 約521万円
    5位 30~34歳 約487万円
    6位 35~39歳 約485万円
    7位 60~64歳 約477万円
    8位 25~29歳 約474万円
    9位 65~69歳 約450万円
    10位 70歳~ 約407万円
    11位 20~24歳 約401万円

    ▼参考資料はこちら
    厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 年齢階級別)
    ※上記データは、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 年齢階級別)を加工し算出しています。

    看護師の職場規模別給料ランキング

    職場規模1,000人以上の職場に勤務する看護師が、平均年収約557万円で1位

    職場の規模別でみた看護師の平均年収は、職場規模が大きな職場であるほど平均年収が高いという結果になっています。職場規模が1,000人以上の大きな職場と100人未満の職場では平均年収に約100万円もの開きがあります。

    順位 職場規模 平均年収
    1位 1,000人以上 約557万円
    2位 100~999人 約486万円
    3位 10~99人 約452万円

    ▼参考資料はこちら
    厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 職種別)
    ※上記データは、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 年齢階級別)を加工し算出しています。

    正看護師と他の職種の給料

    職種別年収ランキングでは、看護師は57位

    正看護師と他の職種の年収を比較してみると、全職種の平均年収は約506万円。正看護師の平均年収は、すべての職種の中で57位の約508万円という結果です。
    また、医療従事者のみの職種で比較した場合では、正看護師の年収は6位となっています。

    全体(男女)

    順位 職種 平均年収
    1位 航空機操縦士 約1,779万円
    2位 医師 約1,436万円
    3位 法務従事者 約1,121万円
    4位 大学教授(高専含む) 約1,074万円
    5位 その他の経営・金融・保険専門職業従事者 約947万円
    6位 歯科医師 約924万円
    7位 管理的職業従事者 約885万円
    8位 大学准教授(高専含む) 約862万円
    9位 公認会計士、税理士 約746万円
    10位 研究者 約740万円
    ...
    50位 鋳物製造・鍛造従事者 約516万円
    51位 その他の商品販売従事者 約515万円
    52位 宗教家 約514万円
    53位 配管従事者 約512万円
    54位 はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者 約511万円
    55位 総合事務員 約510万円
    56位 デザイナー 約509万円
    57位 看護師 約508万円
    57位 化学製品製造従事者 約508万円
    58位 臨床検査技師 約508万円
    60位 機械検査従事者 約505万円

    【医療従事者のみ(男女)】

    順位 職種 平均年収
    1位 医師 約1,436万円
    2位 歯科医師 約924万円
    3位 薬剤師 約577万円
    4位 助産師 約566万円
    5位 診療放射線技師 約536万円
    6位 看護師 約508万円
    6位 臨床検査技師 約508万円
    8位 歯科技工士 約464万円
    9位 保健師 約451万円
    10位 理学療法士など 約432万円
    11位 准看護師 約407万円

    ▼参考資料はこちら
    厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 職種別)
    ※上記データは、厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」(一般労働者 職種別)を加工し算出しています。

    看護師の給料が高くなる条件は?

  • 都市部にある医療機関で働いている場合
  • 大規模な医療機関で働いている場合
  • 看護師として一定の経験年数を積んでいる場合
  • 都道府県別や年齢別、施設規模別の看護師の給料ランキングから、看護師の給料が高くなるのは上記のような要素がそろっている場合と考えられます。

    地方よりも都市部にある医療機関で働く看護師の方が給料が高く、また一般的に、クリニックや診療所などよりも、規模が大きい大学病院や総合病院などの方が、給料が高い傾向にあります。

    このような条件に加え、個人の経験年数も給料に大きく影響するでしょう。

    正看護師の病院の求人はこちら

    看護師が給料を上げる方法4つ

    看護師が給料を上げる方法4つ

  • 資格を取得する
  • 夜勤を増やす
  • 管理職を目指す
  • 転職する
  • ここでは、看護師が給料を上げるためにできることを4つ紹介します。給料についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

    資格を取得する

    認定看護師や専門看護師、ケアマネージャー、助産師などの資格を持つことで、同じ看護師よりも有利に働ける場合があります。病院や施設によっては、プラスの資格を持つことで基本給が上がったり手当が貰えたりすることがあるためです。

    資格取得には時間やコストがかかるものの、スキルアップに意欲的な方や将来的によりよい条件で働くことを考える方にはおすすめの方法です。

    ▼関連記事はこちら
    看護師に役立つプラスの資格24選!概要や取得方法、転職に活かすポイント

    夜勤を増やす

    看護師の給料で大きな割合を占めている夜勤手当。夜勤回数を増やすことで、給料アップを狙うのもいいでしょう。体力、生活スタイルなどを考慮し、問題なく働ける方にとっては、職場を変えずに給与アップできる効果的な方法といえます。しかし、夜勤が増えると生活リズムが崩れやすくなるため、体調管理には注意が必要です。

    管理職を目指す

    看護師長や看護部長などの役職に昇格することで、基本給が上がり、さらに手当がつくことも期待できます。ただし、病院によっては昇格に一定の条件や基準が設けられていることがあるため、勤続年数などの条件に合っているか確認しましょう。

    また、マネジメント能力などのスキルが求められることが多いため、自身のスキルアップにもつながります。

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    看護師の管理職、その仕事内容や給与水準は?師長など役職別に解説

    看護師長の仕事内容とは?求められる能力や年収についても解説

    転職する

    思い切って待遇のよい病院や施設に転職することで、給料アップが期待できます。自分に合った転職先を見つけるには給料だけでなく、諸手当や福利厚生の充実度も見極めることも大切です。不明点などがある場合は面接で確認しましょう。

    転職サイトには条件や環境が詳しく掲載されているものもあるため、比較しながら選ぶことができます。さらに効率よく転職活動を進めたい場合は、転職エージェントへの相談もおすすめです。悩みや希望に応じて、希望に沿った勤務先を見つけるサポートが受けられます。

    ▼関連記事はこちら
    看護師のキャリアアップ方法は?職種の選択肢や取得すべき資格を紹介!

    看護師の給料アップには、転職もおすすめ

    今回は、最新データを用いてカテゴリー別に看護師の給料ランキングを紹介しました。看護師の平均年収は、年齢や勤務地によって差がありますが、一般的に年齢が高く都市部であるほど、給料が高くなる傾向にあります。

    給料をアップするためには、資格取得や夜勤回数を増やすなどを検討してみましょう。また、給料だけでなく、より自分の希望に沿った職場で働きたいと考えている場合は、転職もおすすめ。ナースステップでは一人ひとりのお悩みに寄り添い、医療業界選任コンサルタントが転職をサポートします。転職をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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