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【2023年版】40代看護師の平均年収を徹底調査!給料アップのコツも紹介します

記事掲載日:2023/08/09

【2023年版】40代看護師の平均年収を徹底調査!給料アップのコツも紹介します

40代の看護師には「同年代の看護師の平均年収はどのくらい?」「収入を上げる方法は?」など、給料にまつわる疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。また、一概に40代といってもライフプランに合わせて働き方や給料にも差が出てきます。そこで、今回は40代の平均収入や給料アップのコツなど40代の看護師の年収事情について詳しく解説します。

※本サイトでは、出典元データより「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で平均年収(概算)を算出し、千円未満を切り捨てで表記しています。

40代の看護師の平均年収

40代看護師の平均年収は約530万円~約565万円

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

40代看護師の平均収入は、約530万円~約565万円ほどです。看護師の給与は、基本的に年齢を重ねるにつれて高くなる傾向にあるため、若い世代に比べると高めの収入だといえます。また、40代になると管理職に就く人も出てくるため、年収が上がりやすくなります。

ただし、看護師の年収は、経験年数や保有資格、職場の環境によって差があるため、あくまで平均であることは考慮しておきましょう。

40代看護師の男女別の年収は?

男性 女性 男女
40 ~ 44歳 572.7万円 522.0万円 529.7万円
45 ~ 49歳 579.6万円 564.1万円 565.3万円

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

40代の看護師の平均収入には男女差があります。年齢に関係なく、平均収入は男性の方が高い傾向です。例えば、40代前半では男性の平均収入は50万円多く、40代後半になると15万円の差が生じます。収入差の理由としては、女性が出産や育児によって一時的に仕事から離れる期間があることも影響していると考えられるでしょう。

他職種の40代の年収とどう違う?

【40代前半】

全職種 看護師
男女 540.6万円 529.7万円
男性 600.8万円 572.7万円
女性 423.8万円 522.0万円

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

【40代後半】

全職種 看護師
男女 563.5万円 565.3万円
男性 636.0万円 579.6万円
女性 431.7万円 564.1万円

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

40代の看護師の平均収入を一般企業で働く40代の平均収入と比較してみると、男性は他の職種と比べて平均収入が低く、一方で女性は他の職種の平均収入よりも高いことがわかります。男女を合計して比較すると、ほとんど差がありません。

他の年代の看護師の年収とどう違う?

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看護師の平均年収は508.1万円
年代 平均年収
20 ~ 24歳 400.3万円
25 ~ 29歳 477.0万円
30 ~ 34歳 478.8万円
35 ~ 39歳 505.8万円
40 ~ 44歳 529.7万円
45 ~ 49歳 565.3万円
50 ~ 54歳 566.3万円
55 ~ 59歳 578.4万円
60 ~ 64歳 483.1万円

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

看護師の平均年収は508.1万円。全体の平均年収と比較しても40代の看護師は約20万円~約60万円年収が高いです。ただそのあとは、50代までは平均年収はあがる傾向にあります。

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40代看護師の給与の特徴

看護師の中でも40代の給与にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは他の年代の看護師と比べたときの40代ならではの給与の傾向について解説します。

40代は求める条件が多様=給与も人により異なる

40代看護師はキャリアを深めたいという方がいれば、家庭との両立を重視して働きたい方もいるなど、働き方の軸が多様になりやすい時期。そのため、求める条件によって給与も大きく変化します。

給与に関係する大きな要素は下記の通り。

・施設の種類
・手当の種類
・看護師経験年数やスキル
・休日や就業時間

それぞれが複雑に絡み合って給与という形で現れるため、同じ施設の種類でも企業や事業所によって給与はことなります。

30代前半以前に比べてボーナス額が大幅に増える

40代の看護師は他の年代の看護師に比べ、ボーナスの額が比較的高いといえます。

平均年収は、年齢・経験年数と比例して上がる傾向にありますが、基本給はそこまで上がりません。30代後半から40代になるとボーナスが大幅に増えるため、これが平均年収に差が出る要因と言えます。

年代 ボーナス
20 ~ 24歳 46.2万円
25 ~ 29歳 76.7万円
30 ~ 34歳 73.8万円
35 ~ 39歳 90.6.万円
40 ~ 44歳 96.5万円
45 ~ 49歳 103.6万円
50 ~ 54歳 105.8万円
55 ~ 59歳 109.0万円
60 ~ 64歳 70.3万円

出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

看護師のボーナスの平均は86.2万円ですが、20代前半はボーナスの平均は46.2万円。40代になると平均年収が100万円前後になるなど大幅にボーナス額がアップします。50代になるとさらに上がる傾向にはありますが、伸びはあまり大きくはありません。

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40代の看護師が年収を上げる方法

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看護師は、年収アップしにくい職業だと言われることがあります。ただし、働き方を工夫したり、追加で資格を取得したりすることで年収アップを狙うことが可能です。ここでは、看護師が年収を上げるためにできることを紹介します。

・夜勤・オンコール対応を増やす
・役職に就く
・資格を取得する
・部署を異動する
・転職する

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夜勤・オンコール対応を増やす

看護師は夜勤やオンコール対応をすると手当がつきます。自ら希望して夜勤回数やオンコール対応の当番を増やせる職場であれば、年収アップが見込めます。

ただし、心身ともに負担が大きいので無理は禁物。夜勤やオンコール対応がつらい人は、追加の資格取得や昇進を目指すなど他の方法を考えましょう。

役職に就く

主任や師長などの役職に就いている人は、手当がつくため年収が高い傾向にあります。昇進の条件は病院や施設によってさまざまですが、経験年数に加えて新たな資格取得や長期的な研修受講が必要な場合がほとんどです。

昇進を目指したい看護師は、まず上司に相談して、働きながらスキルアップできる環境を整えてもらいましょう。

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2021年 看護職員実態調査

資格を取得する

より専門性の高い資格を持っていると手当がつくため年収が高くなります。気になる分野や学びを深めたい領域があれば、認定看護師や専門看護師といった資格の取得を目指してみるのが良いでしょう。

追加で資格を持っていると仕事の幅や選択肢が増え、昇進時にも有利になります。

部署を異動する

専門性の高い部署は手当があったり、基本給が高く設定されていたりするケースがあります。今勤務している病院に年収アップができそうな部署があれば、異動を検討してみてください。

40代になると子育てがひと段落する人も多くなります。部署異動はこれまで育児を理由に仕事を制限していた人も取り入れやすい方法です。

転職する

今の職場での年収アップに限界があると感じた場合は、転職を検討するのもひとつです。看護師の人員不足は慢性化しているため、40代の看護師でも十分に転職することは可能です。

看護師の年収は、病院の規模が大きいほど高くなる傾向にあるため、総合病院など規模の大きい職場を選んでみるのもいいでしょう。

また、近年急速に需要が高まっている訪問看護もおすすめ。訪問看護ステーションや病院、診療所などを拠点に在宅医療を提供する訪問看護師も、経験を積むことで管理職を目指すこともできます。

40代の看護師でも年収アップはできる!

40代の看護師の平均収入は、約530万円~約565万円です。40代になると管理職に就く人が出てきたり、ボーナスが大幅にアップしたりするため平均年収はグッと上がります。しかし、全職種と比べると、そこまで看護師の年収が高いとはいえません。

年収アップを目指したい看護師は、上位資格の取得や管理職への昇進などを検討してみましょう。今の職場での年収アップが難しい場合は、現在よりも基本給や手当がよい職場に転職するのもひとつの手です。

自分だけで転職先を決めるのが不安な人は、看護師業界専門の転職サービス「ナースステップ」の活用がおすすめ。対面でじっくり個別相談をしてくれるので、ミスマッチが少なく悩みや希望に合わせた転職をサポートしてくれます。「収入を上げたい」「キャリアアップを目指したい」とお考えの方は、はぜひ相談してみてください。

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